さて、インストールマニアックスのレポート用ドキュメントサイトに利用するのは使いなれたBlogEngine.netにすることにしました。
BlogEngine.netはASP.NETで開発されたBlogアプリケーションですね。
公式ページはMicrosoftが支援するOpen Sourceのサイト、Codeplexに公開されています。
BlogEngine.netサイトはこちら。
で、日本語の解説サイトがあったので、こちらのほうを参考にさせていただきました。
参考にさせていただいた、BlogEngine.NET情報サイトはこちら。
しかし、実際にWeb Serverにインストールするには結構いろいろと問題がありました(^^;
では、順番にインストールの方法についてご説明しましょう。
ダウンロード!
ダウンロードは先ほどご紹介したBlogEngine.NETのサイトのDownloadからダウンロードします。こちら。
今回は今公開されている最新の1.5 finalの「BlogEngine.NET 1.5 (web)」をダウンロードしました。
仮想ディレクトリの設定!
次に行うのは外部からブログを確認できるように仮想ディレクトリを設定します。
仮想ディレクトリについて簡単に説明すると、仮想ディレクトリを設定すると、サーバー上の任意フォルダに展開されたファイルをあたかもドメイン配下のフォルダのようにふるまうことができるという機能ですね
なので、さきほど、ダウンロードしたBlogEngine.netのファイルを展開し、サーバー上の適当なフォルダを作成して配置します。
適当なフォルダに配置したら、IIS7を管理するツールであるインターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ(以下、IISマネージャ)を起動します。
IISマネージャは[スタートメニュー]->[管理ツール]->[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]で起動できます。
公開されたWebサーバーがある場合は「サイト」の中にある「Default Web Site」で右クリックをして、仮想ディレクトリの追加を行います。

ダイアログの中にある「エイリアス」には指定する仮想ディレクトリ名(この名前がドメインの次にしていするディレクトリ名になります。)を指定し、先ほど展開したBlogEngine.NETのフォルダを指定します。
アプリケーションへ変換!
次に、このサイトでBlogEngine.NETを実行できるように設定する必要があります。
ここでは、このサイトをアプリケーションへ変換することで実行できるようにします。
具体的には以下のような感じですね。

まず、IISマネージャで先ほど作成した仮想ディレクトリを右クリックします。
中にある、「アプリケーションへ変換」をクリックします。
すると「アプリケーションの追加」というダイアログが表示されます。

で、BlogEngine.NETはアプリケーションプールを「Classic .NET AppPool」に変更する必要があるので「選択」をクリックします。

アプリケーションプールの選択ダイアログが表示されるので、「Classic .NET AppPool」に変更します。

あとは、そのままOKをクリックすると、仮想ディレクトリのアイコンがアプリケーションに変換されます。
アクセス権の設定!
Blogですので、外部からも読み書きできるようにアクセス権の設定をする必要があります。
BlogEngine.NETではアプリケーション内のAppDataに対してアクセス権を設定すれば読み書きできるようになりますので、さっそく設定してみたいと思います。
先ほど同様、IISマネージャでBlogEngineのアプリケーションの[+]をクリックし、配下のフォルダを表示します。 その中にあるAppDataを右クリックします。

右クリックして表示されたメニューから「アクセス許可の編集」をクリックします。
クリックすると以下のようなApp_Dataのプロパティのダイアログが表示されます。

このダイアログの中にある「セキュリティ」のタブを開くと以下のような表示に変わります。

このダイアログの中ほどにある「編集」ボタンをクリックします。
クリックすると権限を与えるグループもしくはユーザーの一覧が表示されます。

ここで、外部からのアクセスが可能にするために、「NETWORK SERVICE」の権限設定する必要があるので、「NETWORK SERVICE」を追加します。
追加はダイアログ中ほどにある「追加」ボタンをクリックします。
「追加」ボタンをクリックすると「ユーザーまたはグループの選択」ダイアログが表示されます。

ここで「NETWORK SERVICE」と入力し、入力に間違いないか「名前の確認」ボタンをクリックします。
下線が引かれない、もしくは入力ミスした場合は再度入力しなおして、「名前の確認」ボタンをクリックして確認してください。
正しく入力されたら「NETWORK SERVICE」の文字の下に下線が引かれますので、下線が引かれたら「OK」ボタンをクリックしてください。

正しく追加されると、先ほどのアクセス許可のダイアログの中に「NETWORK SERVICE」が追加されますので、「NETWORK SERVICE」をクリックし、アクセス許可「フル コントロール」にチェックして下さい。
これで、アクセス許可の設定が完了です。
ここまでが完了した時点でBlogEngine.NETは動作するようになりました。
「http://localhost/(設定した仮想ディレクトリ名)/」をWebブラウザで表示するとBlogEngine.NETの初期画面が表示されるはずです。
Web.Configの設定!
初期画面を表示すると何やら文字化けが・・・。
そうなんです、BlogEngine.netは初期状態のまま実行すると文字化けが発生してしまいます。

これを修正するにはWeb.Configの調整が必要になります。
先ほどBlogEngine.netを展開したフォルダにある「Web.Config」ファイルをメモ帳などで開きます。

Web.Configの中にある<system.web>要素内にある<globalization>要素内のrequestEncoding属性とresponseEncoding属性がそれぞれutf-8になっていると思いますが、これを両方shift_jisに変更します。

変更後、上書き保存して再度BlogEngine.netを表示しなおすと文字化けが修正されているかと思います。
adminの削除!
さて、ここまで設定するとそこそこうまく動作するようになると思いますが、初期設定されているアカウントおよびパスワードの変更をしておく必要があります。
標準で設定されているのはユーザーIDもパスワードも「admin」で設定されているため、このまま公開してしまうと勝手に書き換えられてしまう恐れがあります。
できれば、ブログを書くユーザを設定し、そのユーザーにadministrator権限を与えて、admin自体は削除してしまうのが望ましいと思います。
おそらく、adminのidを利用することは、今後あまりないでしょうから、そのまま置いておいても仕方ありません。
まず、トップページの「ログイン」をクリックします。

ログインをクリックするとユーザーIDとパスワードを求められるので、まずは初期設定されている「admin/admin」でログインします。

ログインが完了したら、画面右側にAdministratorメニューが表示されますので、この中の「ユーザー」をクリックします。すると以下のような画面に遷移します。

ここで、新たにブログを実際に書くユーザーを追加します。

正しく追加が行われると上記のような画面に遷移するので追加したユーザーにAdministrator権限を付与します。
Administrator権限の付与する方法はユーザーのAdministratorチェックボックスにチェックするだけでOKです。

チェックが完了したら一度、ログアウトします。
ログアウトが画面右上端にログアウトのリンクがありますので、これをクリックします。

次に先ほど新規に追加し、Administrator権限を付与したユーザー(つまり、admin以外)でログインします。
再度、ユーザーメニューを表示し、adminを削除します。

adminの削除は単に「削除」をクリックすることでOKです。

adminの削除の確認のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。

削除されると上記のような表示になります。
設定の変更!
さて、ここまで来たらあとは自由に設定を変更してカスタマイズしてもらえればいいのですが、実は私が設定中2つほどひっかかった部分があるので念のため記載しておきます。
これはもしかして私の環境だけかもしれないので参考程度にしてもらいたいのですが、以下のような2つの問題が発生しました。
・ブラウザによって崩れる画面!
・内部からはコメントの書き込みができるが外部からコメントの書き込みができない!(ただし、設定などの書き込みはOKだった)
これらは以下の設定を行うことで解消しました。
まず、Administratorメニューから「設定」を呼び出します。

次に以下の2つのチェックを入れます。
「スタイルシートの空白除去」このチェックを外すと画面の崩れが治りました。
「WebResource.axdを圧縮」このチェックを外すと外部からコメント欄の書き込みができるようになりました。
これらのチェックを外したあと、「設定を保存」ボタンをクリックします。
正直、本質的な問題解決には至っていないので参考程度にしていただきたいのですが、うちの環境ではこれで正しく動作するようになりました。
Live Writerを利用する場合の注意点!
私はエントリーをWindows Live Writerを利用して書き込むのですが、いくつか注意点があるのでついでに記載しておきたいと思います。
1)設定の際、「詳細設定」のタブを開き、文字コードを「utf-8」にしておく
utf-8に設定しないと登録の際にエラーになる場合がありました。
2)画像を張り付ける際にはファイル名は半角英数字にする
全角文字を指定したファイル名の場合、エントリーが正しく表示されないという問題が発生していました。
上記のような注意点があるので気をつけて下さいね。
でも、Live Writerによるエントリーの書き込みは非常に便利なのでお勧めです(^^)v
完成サイト
http://www.kit-eng.com/BlogEngine/
感想
1度実績があるからそれほど時間がかからないと思っていたんですが、思いのほか時間がかかってしまいましたorz
こんな調子では全然追いつかないなぁと(^^;